Mr.カラー C90 シャインシルバーを4種類の下地で塗り比べてみた - PM PAINT

GSI Creos Mr.COLOR C90 METALLC SHINE SILVER PRIMARY

どうも！PM Paintです。
このブログでは、ガンプラやプラモデルの模型製作で必要不可欠な塗装や塗料について比較検証しています。

お使いのモニターなどの環境により画像の色合いが変わる場合があります。
参考程度に思っていただけると幸いです。

動画でも検証を分かりやすく紹介させて頂いております。
Mr.カラー C90 シャインシルバーを比較検証
比較検証前に（塗料希釈・塗装方法）
今回検証に使用したサーフェイサーとトップコート

動画でも検証を分かりやすく紹介させて頂いております。

Mr.カラー C90 シャインシルバーを比較検証

今回検証するカラーは、Mr.カラーC90 シャインシルバーです。
ブラック、グレー、ピンク、ホワイトのサーフェイサーを塗装後、上から「Mr.カラー C90 シャインシルバー」を塗装してみました。

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比較検証前に（塗料希釈・塗装方法）

比較前に、今回の塗料の希釈率ですが、環境などの条件やエアブラシ、エアー圧の個人差などが有りますが、今回は、1:2～2.5程度で希釈しておりますが、塗料の状態によって濃度が薄くなっている場合もあります。
また、塗料の吹き付け方法は、塗装表面に光沢が出る程度で、一度吹きかけ、ムラなどを消す程度で、軽く2度吹きした結果になります。
これからのプラモデル・ガンプラの塗装の参考になれば嬉しいです。

では、早速下地の色ごとに確認していきます。
まずは、ブラックの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

下地がブラックの塗装では、下地の影響が出ておりシルバーの粒子も粗目ですが、キラキラとしたシルバーの色合いで仕上がりました。
エアブラシの吹き加減や重ね塗りによって、より金属感のあるシルバーの塗装ができるのではないかと思います。
トップコートの光沢では、さらに粒子が浮き上がったような、キラキラとした質感が出ています。
半光沢は、光沢が無くなってもメタル感は消えず、渋い色合いで感じの良い色合いだと思います。
つや消しは、こちらもメタル感は薄くなりますが、感じの良い色合いだと思います。

次に、グレーの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

先ほどのブラックの下地とは違い、下地の影響がさほど感じられず、シルバーの粒子は粗目ですが、シルバーの本来の色合いで表現されていると思いました。
光沢のトップコートは、ブラックと同様でさらに粒子が浮き上がったような、キラキラとした質感が出ています。
半光沢は、こちらも光沢が無くなってもメタル感は消えず、渋い色合いで感じの良い色合いだと思います。
つや消しは、こちらもメタル感は薄くなり、表現的にはキラキラ感のない、クリアシルバーを吹きかけた様な感じがします。

次に、ピンクの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

ピンクの下地では、ピンクの下地の色が残り、少し赤味がある色合いで表現されました。
光沢のトップコート有りなしで見ると、こちらもさらに粒子が浮き上がったような、キラキラとした質感が出ています。
半光沢は、こちらも光沢が無くなってもメタル感は消えず、渋い色合いで感じの良い色合いだと思います。
つや消しは、こちらもメタル感は薄くなりますが、感じの良い色合いだと思います。

最後に、ホワイトの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

ホワイトの下地に塗装したものは、下地の影響がさほど感じられず、シルバーの粒子は粗目ですが、シルバーの本来の色合いで表現されていると思いました。
光沢のトップコート有りなしで見ると、こちらもさらに粒子が浮き上がったような、キラキラとした質感が出ています。
半光沢は、こちらも光沢が無くなってもメタル感は消えず、渋い色合いで感じの良い色合いだと思います。
つや消しは、こちらもメタル感は薄くなりますが、感じの良い色合いだと思います。
今回の塗料は、メタリック塗料ですので、それぞれの下地の影響は有りますが、塗装の仕方次第で感じの良い金属の質感の表現ができると思います。
用途によって、塗分けで使えそうな良い色合いが、出ておりますので、お試し頂ければと思います。

では、次は各下地のトップコートなしの比較です。

トップコートに光沢を塗装したものと比較すると、シルバーの粒子が粗く、キラキラした感じがありますが、金属感がある質感で表現されていると思いました。
ですので、そのままの色合いで行きたい場合は、トップコートを塗装しない手もありかと思います。
塗装剥がれを防ぐためにも、表現別のトップコートを塗装する事をお勧め致します。
プラモデルの使用用途によっては、塗装方法や希釈率やエアー圧を変える工夫をすると、よりいい色合いが得られるかもしれないと思いました。

次は、各下地別の光沢の比較です。

次は、各下地別の半光沢の比較です。

次は、各下地別のつや消しの比較です。

いかがでしたでしょうか？
今回の塗料、Mr.カラー　C90　シャインシルバーは、メタリック塗料になりますので、下地の影響は出ていましたが、それぞれの下地の色合いでシルバーの表現の違いがあり、使用用途の幅が広がる塗料と感じました。
またキャンディい塗装の下地としても、使えるのではないかと思いました。
個人が思い浮かぶのに、ブラックの下地で自動車やガンプラのパーツ色やグレーなどで、バイクのフレームなどの表現させるのも良いかと思いました。
1つのカラーでも下地やトップコートで、印象がガラッと変わっていきます。
プラモデルやガンプラ塗装の参考にしていただき、イメージ通りの色合いを出す、お手伝いが出来れば嬉しいです。

サンプル塗装ですが、所々、塗装剥げや埃付着や塗装ムラなどお見苦しいところがございましたが、参考素材のためそのまま使用させて頂きました。

最後に、今回使用した下地・トップコートを紹介いたします。