Finisher’s Finisher’s COLOR METALLIC GLOSS Fine Silver
どうも!PM Paintです。
このブログでは、ガンプラやプラモデルの模型製作で必要不可欠な塗装や塗料について比較検証しています。

お使いのモニターなどの環境により画像の色合いが変わる場合があります。
参考程度に思っていただけると幸いです。

動画でも検証を分かりやすく紹介させて頂いております。
フィニッシャーズカラー ファインシルバーを比較検証
今回検証するカラーは、フィニッシャーズカラー ファインシルバーです。
ブラック、グレー、ピンク、ホワイトのサーフェイサーを塗装後、上から「フィニッシャーズカラー ファインシルバー」を塗装してみました。

Finisher’s Finisher’s COLOR METALLIC GLOSS Fine Silver

比較検証前に(塗料希釈・塗装方法)

比較前に、今回の塗料のうすめ液と希釈率ですが、フィニッシャーズが推奨されている、うすめ液は今回使用せず、他社うすめ液を使用した結果を比較する為、今回は、Mr.レベリングうすめ液を使用し、希釈率は、環境などの条件や、エアブラシ、エアー圧の個人差などが有りますが、希釈目安が3から4との事でしたので、今回は、1:3~3.5未満で希釈しておりますが、塗料の状態によって、濃度が薄くなっている場合もあります。
また、塗料の吹き付け方法は、塗装表面に光沢が出る程度で、一度吹きかけ、ムラなどを消す程度で、軽く3度吹きした結果になります。
では、早速下地の色ごとに確認していきます。
まずは、ブラックの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

下地がブラックの塗装では、若干 下地の影響を感じますが、シルバーの粒子が細かく、ギラギラして感じがなく、金属の質感があるシルバーの色合いで表現されました。
また、トップコートの光沢では、よりつやが出て、色合いは変わらず、ほんのりと粒子が浮き上がった、落ち着いた感じの良い色合いで表現されました。
半光沢は、艶がなくなる分 メタル感が落ちた色合いですが、金属の質感を感じる色合いで仕上がりました。
つや消しでは、メタル感はかなり落ちた色合いですが、ほのかに金属の質感が見える色合いで仕上がりました。
次に、グレーの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

こちらも、下地の影響が感じられず、シルバーの粒子が細かく、ギラギラして感じがなく、金属の質感があるシルバーの色合いで表現されました。
光沢のトップコートは、こちらも同様で、より艶が出て色合いは変わらず、ほんのりと粒子が浮き上がった、落ち着いた感じの良い色合いで表現されました。
半光沢は、こちらも、艶がなくなる分 メタル感が落ちますが、金属の質感を感じる色合いで仕上がりました。
つや消しは、こちらも、メタル感はかなり落ちた色合いですが、ほのかに金属の質感が見える色合いで仕上がりました。
次に、ピンクの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

こちらも、下地の影響はさほど感じられず、シルバーの粒子が細かく、ギラギラして感じがなく、金属の質感があるシルバーの色合いで表現されました。
トップコートの光沢では、こちらも、より艶が出て、色合いは変わらず、ほんのりと粒子が浮き上がった、落ち着いた感じの良い色合いで表現されました。
半光沢は、こちらも 艶がなくなる分 メタル感が落ちますが、金属の質感がある色合いで仕上がりました。
つや消しは、こちらも メタル感はかなり落ちた色合いですが、ほのかに金属の質感が見える色合いで仕上がりました。
最後に、ホワイトの下地に、光沢、半光沢、つや消しを吹きかけたものを比較します。

ホワイトの下地も、下地の影響がなく、シルバーの粒子が細かく、ギラギラして感じがなく、金属の質感があるシルバーの色合いで表現されました。
光沢のトップコートは、こちらも同様で、より艶が出る分 ほんのりと粒子が浮き上がり、色合いの変化もなく、金属感がある色合いで仕上がりました。
半光沢は、こちらも 艶がなくなる分 メタル感が落ちますが、金属の質感をたもった色合いで仕上がりました。
つや消しは、こちらも メタル感はかなり落ちた色合いですが、ほのかに金属の質感が見える色合いで仕上がりました。
今回の塗料は、メタリック塗料ですが、それぞれの下地の影響は感じられず、ギラギラ感もなく、金属の質感がある綺麗なシルバーの色合いで表現されました。
つや消し以外は、金属感の輝きがある、落ち着いたシルバーの色合いが出ておりますので、お試し頂ければと思います。
では、次は各下地のトップコートなしの比較です。

トップコートを塗装したものと比較すると、艶などの違いが有りますが、色合いの差を感じず、綺麗な金属の輝きがあるシルバーの色合いが出ていると思います。
ですので、そのままの色合いで行きたい場合は、トップコートを塗装しない手もありかと思いますが、塗装剥がれを防ぐためにも、表現別のトップコートを塗装する事をお勧め致します。
プラモデルの使用用途によっては、塗装方法や希釈率やエアー圧を変える工夫をすると、より良い発色が出た色合いが得られるかもしれないと思いました。
次は、各下地別の光沢の比較です。

次は、各下地別の半光沢の比較です。

次は、各下地別のつや消しの比較です。

いかがでしたでしょうか?
今回の塗料、フィニッシャーズカラー ファインシルバーは、メタリック塗料になりますが、それぞれの下地の影響は感じられませんでしたが、シルバーの粒子が細かく、質感が良い色合いが出ていると思いました。
また、色々とシルバーが有りますが、使用箇所別で塗分けをすることで、表現の幅が広がると思いました。
つや消しは、メタリックの質感とシルバーの鮮やかさがかなり落ちるので、使用するには向いていないと思います。
使用した感想ですが、推奨される、うすめ液以外でも使用できるかと感じました。
ただ、発色の良さなど、拘る方は、推奨されるうすめ液をお勧め致します。
高価な塗料ですが、次回は推奨されるうすめ液を使用して、比較検証をおこなってみたいと思いました。
1つのカラーでも、下地やトップコートで、印象がガラッと変わっていきます。
プラモデルやガンプラ塗装の参考にしていただき、イメージ通りの色合いを出す、お手伝いが出来れば嬉しいです。
サンプル塗装ですが、所々、塗装剥げや埃付着や塗装ムラなど、お見苦しいところがございましたが、参考素材のためそのまま使用させて頂きました。
最後に、今回使用した下地・トップコートを紹介いたします。
今回検証に使用したサーフェイサーとトップコート

Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ブラック


Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 グレー


Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ピンク


Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ホワイト


Mr.カラー GX GX100 スーパークリアⅢ(光沢)

Mr.カラー C181 スーパークリア半光沢


Mr.カラー C182 スーパークリアつや消し


Mr.レベリングうすめ液 400ml (特大)
最後までご覧いただきありがとうございます。
他の塗料の比較もしておりますので、是非ご覧ください。
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